「犬はやっぱり仕事が好き」
ということでしょうか。
犬にとっての仕事=遊びという感覚も
ちょっとずつわかってきた気がします。
最近、きちんとした「フセ」ができるようになったぐりさんですが
どうもできたての技(っていうのか?)をやってみるのが楽しくて仕方がない様子。
たとえば、朝ゴロゴロしているぐりさんを遊びに誘ったとしましょう。
引っ張りっこ用ロープのオモチャを目の前でひらひらさせても
「ふーん」
という具合に反応はイマイチです。
そこでやり方を変えて
「ぐりちゃん、遊ぼうよ」
と、声をかけて誘い、「おいで」→「座れ」をさせて
その後にぐり覚えたての「フセ」をさせます。
ぐりは結構得意そうにやりますよ、「フセ」を(笑)
それが証拠に「フセ」をしながら尻尾が床を箒のようにばっさばっさと掃きながら動いています。
そこでうんとほめて、ぐりさんの気を良くして
それを何度か繰り返し、気分が乗ったところで
先ほどのロープを持ち出すと。
これぞとはかりに食らいついてくるではないですか。
そうしてしばらく引っ張りっこを楽しみます。
私も「あんたには負けないからね!」と真剣にやる。
でもまあ、時々は負けてあげる。
ぐりは放っておくと、一日中だらだら寝ていられる犬です。
それを見て
「寝てばっかりだから、よほど寝るのが好きなのだなあ」
なんて思っていたのですが
最近はちょっと見方が変わってきました。
日中は父と母と過ごしているぐり。
共に60代の彼らが、ぐりの相手をするにも体力の限界っていうものがあります。
盲導犬に向く犬の素質として
「用事がないときは、すぐ寝られる犬」
というのを、多和田さんが挙げていました。
それを読んで
「ひょっとしたら、ぐりは父母の環境に合わせて静かにしているだけじゃないのか」
と思ったわけです。
結果として盲導犬にはならないことを選択したぐりさんですが
繁殖犬として優れた性質を持つ両親の性格は、しっかり受け継いでいるはず。
なので、ぐりさんがだらだら寝ているときに
遊びに誘ってみる、というのを繰り返して様子を見ています。
本当に疲れて眠そうなときは(散歩の直後とか)除いて
朝ごはんを食べて、食休みした後とか、
本来もっと遊んでもいいんじゃない? という時間帯を狙って遊びます。
これをもうしばらく続けて様子を見ますが
おぼろげながらわかってきたのは、
やはりラブは、特に人のコマンドを聞いて
仕事をすることに喜びを感じる犬種なのかもしれないということ。
仕事、というと労働っぽいですが
犬にとっては、言われたことを実行する=ほめられる=楽しい、という感覚で
どうも遊びに近いのではないかしら。
こうして考えてみると、ぐりさんは本当に奥深い犬です。
みっちり付き合ってみるのが楽しみです。
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