子猫殺しの記事。
これはびびりました。
飼い猫(しかし半野良という微妙なスタンス)に避妊手術をほどこさず
子猫を生ませてそのたびに殺すというものだ。
詳しくはリンク先を見てもらうといいけれど、
そしてこの人は作家なのだが、犬に対しても同じようなことをしているらしい。
オレもいろいろ今日は考えることがたくさんあった。
ぐりとの付き合いが、時間の経過と共に深まっていったというのもあるけれど
個人的に、本当に家族として犬を飼うなら
今の私は避妊手術はしないだろうな、ということを
ぐりが今、麻酔をされてお腹を切られているんだよね、と
リアルに想像して思っていたのだった。
別にこの、子猫殺しの人みたいに、さかりがついて妊娠して子供を生むことが
猫の野生の生であり、それに人間が干渉する権利はうんたらとか
難しいことを言う気はない。
ただ、横森理香さんの本をたて続けに読んでいる影響をうけまくっているので
健康で、特に何の痛みも支障もない肉体に
わざわざメスを入れる、ということにむちゃくちゃ抵抗感を感じるようになってしまったのだ。
ぐりは協会の犬だし、将来的に盲導犬をやることになった場合は
ヒートを迎えることにさしさわりがあるので、手術をするという選択なのだが
家庭犬としてごくごく普通の子犬を将来迎える場合は、
わざわざ健康な体に傷つけて…ということはしないと思う。
もちろんヒート期の管理や、他のメス・オスを刺激しない
子供を生ませる気がないなら交配しない
そして子供ができた場合は全員里親を見つけるところまで面倒を見る、
という覚悟をした上でのことだ。
恋人にもこの話をしたら
「そうだよね。健康なら、別にわざわざ手術することもないね」
と賛成してくれた。
もちろん、避妊手術を受けることで
未然に防げる病気もある。
とくにさかりがついていて、目的達成できないのはつらかろう、という視点から
飼い主が避妊手術に踏み切る場合もあるから
それはその人、その犬猫を取り巻く家族がそれぞれに考えて決断することだ。
ぐりについては、盲導犬パピーとして生まれてきたことも
きっとぐりが選択したこと…と捉えて
それでも痛いのはやっぱりいやだろうから、痛いことをしてごめんね、と心の中で謝り
そして、仕事の合間とかにも
「ぐりの傷が痛くなりませんように、麻酔のせいで気持ち悪くなったりしていたら、
それも早く治りますように」
などなど真剣にお祈りをした。
そして本当は、今日ものすごく嫌なこどあったのだが
ぐりについて真剣に祈っていたら、そういうことも
どんどんどうでもよくなった。
家の外にいると、いろいろな人がいて
長く接していると、衝突などもある。
果たしてその人の言うことの中に、私の学ぶべきものはあるか?と
考えられるようになったのが、私のひとつの成長で
でもまだ許すとかは得意でなく、悪口とか愚痴とかがんがん言ってしまう。
でもそれで…自分自身がますます嫌な気持ちになったり、
好きな人にまでマイナスの気を送ってしまったら、
幸せになりたくてあれこれ試行錯誤の日々なのに
本末転倒ということになってしまうよ。
そういうことも、いろいろ考えられたので
総合的に見ると、いい一日だったのかしら、とも。
見えないなにものかよ、ありがとう!だな。