先日、北海道盲導犬協会の方より電話があり
ぐりが韓国の雑誌(機関紙のようなもの)に紹介されることになりました(予定)。
ぐりの父さんは韓国のオディ号という黒ラブで
スポンサーはあの、世界のサムソンだそうな。
そのオディ号の子供が日本でこんな風に、
元気に育っていますよ~と載るらしい。
ここ最近の写真は解像度ばっちりなのですが
過去の写真はいまいちなので
火曜日に会社で休憩時間にちょっと加工しようと思っております。
子供の頃の豆ぐりさんシリーズ。
うちに来て、1ヶ月弱の頃。
※
昨日、旅行業界に身を置くiさんが言っていたことですが
基本的に盲導犬は国際線(飛行機)に乗れるので
あとは渡航先の国の動物検疫の条件をクリアいることが課題になるということで
(国によって条件が違う)
日本国内は基本的に飛行機大丈夫なんだそうな。
iさんは海外の企画をしているので
直接国内の旅行を作ることは今はないけれど
ユーザーさん&盲導犬が参加できる国内ツアーが
まずあると楽しいだろうなあ、ということを言っていた。
どういうところが旅行先としていいのか、直接ユーザーさんに
聞いたりして、将来的には何か盲導犬がらみで海外ツアーも企画してみたいね、
なんて言っていた。
頼もしいぞ!
一方で、昨日ぐりを連れていて
不快な目にも遭ったのでここに書いておきます。
ニセコで湧き水を汲めるところがありました。
水は美味しそうだったし、私自身も近くで見たいこともあり
でも直接そこにぐりを連れて行くと、衛生面で気にする人たちもいるだろうから
(京極の噴出し公園は、湧水エリアはペット立ち入り禁止だったことを踏まえて)
ちょっと離れたところからぐりに見せてやろう、と近づいたときのこと。
先に水を汲んでいたおっさんに
「犬は止めてください!!僕犬嫌いなんですよ!かまれたことがあるんですよ!!」
と露骨に嫌な顔をされて静止された。
まあ、嫌なものは仕方がない、と私とiさんは、すみませんねー、と
その場を立ち去ることにしたのだが
そういう私たちに向かってそいつはさらに
「犬に噛まれたら、狂犬病になるからね!犬は止めてください」
と、言いやがった。
あのさあ、ここペット立ち入り禁止区域じゃないわけで
犬だろうが人間だろうが自由に行き来していいところだよね。
それを私たちは、犬が嫌いだという君のために、その場を譲って
立ち去ろうとしているわけだ。
何かその人は、ちょっとおかしい感じの人で
挙動不振な感じもしたので、私たちは、はいはい、と
その場を立ち去ったのだが、しばらくは不愉快で
何でたったそれだけのことでむかむか来るのかわからなかったくらいだ。
不快感があまりに長く続くのが不思議で仕方がなかったのだけれど
要は、突然悪意をばん! と正面からぶつけられて、そのことにあまりにびっくりして
しかもその毒に当てられてしまった自分のことが情けなかったことが一番だろう。
こういう人に
「この犬は、狂犬病の予防接種も受けていますし
私たちがリードをつけて他人に危害を加えないようきちんと管理しています。」
と言っても無駄だし、
犬が嫌いな人に対して、無理矢理犬を好きになってもらおうとも思わない。
ただ…ぐりがもし盲導犬になって社会に出て行ったときに
何かしらの悪意は受けることもあるだろう、と思うと少し暗い気持ちになった。
こういう出来事は
そのときに一緒にいるであろう、ユーザーさんの気持ちも影を落とすだろう。
ペットだったら、飼い主という立場で守ってやれるが
仕事をする犬になった場合、その意味合いはがらりと変わるだろう。
それでも、そういうことを言って悪意を撒き散らして
他人に暗いエネルギーを発散する人たちの人生は
その程度のものでしかない。
ぐりは今、たくさんの人に愛されて、大事にされて充電しているエネルギーを
自分とユーザーさんのために使って、堂々と生きていけばいいのだ。
そのことの方がよほど価値があることだろう、というあたりに気持ちが落ち着いたらあたりで
何だかすっきりした。