ケルトのおはなしを文庫で読んでいる。
ヨーロッパにも、こんな風に…ゆうれいとか妖精とかが普通にそこいらへんに
うろうろいるっていう感じ、あるんだ、というのが何だか新鮮。
たいていの場合、ゆうれいは親切だとか、家族に対してあまり悪いことをしないとか
蹄のついた妖精だって、日本の妖怪とどことなく似た雰囲気があって
笑ってしまう。
河合先生は、無意識とのつながりと近代的自我の両方を
バランス良くのばさないとだめだよ、と
『ケルト巡り』をはじめとする、いろいろな本で言っている。
ケルトのおはなしを読むことで…苦手だ苦手だと思っていたヨーロッパについて
少し見方を変えられた、ような気がする。
完璧なバランスというものはないけれど
匙加減は大切、ということで。