今晩はゆっくりと手紙を書きますよ。
実は便箋も、クリスマスカードも2週間前には用意していたのです。
でも封すら切っていませんでした…というのがその頃の私の全部を
表している。
そして、何か書きたいという気力が戻ってきてようやく気付くのだ。
私にとってはこっちがまともな状態なのだ。
ペンすらとれないのが一種異常な状態で
それも結構長く続いて
それはそれで大変な時期だったけれど
渦中にいるときはそのことすら気付かない。
このことは、よく覚えておいた方がいいだろう。
私の周りの近い人たち…特に母方の血のつながりの人たちは
クラフト系が多い。
セーターとか、バックとか、洋服とか、自分で作ってしまう。
私は? といえば、ものづくりは好き、というところは共通しているものの
少しだけ違うところがある。
子供の頃から真剣に、夢中になってやっていたことといえば
絵を描くこと、まんがを描くことで
途中で絵の才能はないなー、というのにはっきりと気付いて
でも手紙を書くのが大好きで、お話を考えるのも好きだったから
物語を描くことにした。
そしてそれは、いろいろな形でこつこつと今でも続いている。
そう、紙の上で作り出す何か、というのがたまらなく好き。
それをやっていられれば、たいていのことはどうでもいい。
宮越屋で買ってきた新しいコーヒーを
ドイツで買った白くてつるりとしたカップにいれ、
白熱ランプの机の上で和紙の便箋に向かうって
最高にしあわせ。
今かけねなしに
これ以外の何かについてはどうでもいいやと思っている。
これこそが、本当に大切なことなのだ。
机の上には羊が2匹います。
ウール100%。道東の養老牛温泉・だいいちで、1匹525円で買いました。
安すぎるよねえ?